USMC M-51 FIELD JACKET


写真は50年代・米海兵隊仕様のM-51フィールドジャケット。

通常のバックサテンの物とは全く違う仕上がりです。
2年間程しか作られておらず、海兵隊仕様ではなぜこの生地を使ったのかは諸説があるそうですが未確認のためここでは省きます。

薄手の軽い仕上がりで生地面に鈍い光沢感があり“こんなミリタリージャケットがあったら”というのをそのまま形にしたようなジャケットです。

50’S U.S.M.C M-51 FIELD JACKET


50’S U.S.M.C M-51 FIELD JACKET


CORONA & FATIGUE SLACKS 2021SSでは、このUSMC M-51フィールドジャケットの生地を基にオリジナルテキスタイルを作り多品番で使用しています。

『U.S.M.C M-51 SHELL NYCO BLOCKS』

50’S U.S.M.C M-51 FIELD JACKET


20%ナイロン+80%綿の混紡で、BLOCKS(ブロックス)という高密度ポプリンです。
通常、綿ナイロンの混紡生地は仕上げの段階でナイロン糸に縮みが出てしまう関係で、生地の表面にボコボコとした凹凸感が出てしまいます。
それを避けるために、通常とは違う染色+後加工をするのですが、この工程を入れると濃色、中間色の色調整が非常に難しく完璧に仕上がるのに何度も失敗を繰り返しました。

21SSでは、70年代のUSAF N-3Bパーカを使って色見本を作った“SAGE GREEN(セージグリーン)”で仕上げています。

軽くてドライな質感とフラットで鈍い光沢感のある生地面が凄くいい感じに仕上がっています。

是非、手に取って見て頂きたいです。