US MILITARY・BAKER PANTS for CORONA FATIGUE SLACKS



US ARMY UTILITY PANTS、通称“ベーカーパンツ”。

60’S US ARMY UTILITY TROUSERS


“ベーカーパンツ”という名称

ベーカーパンツとは、通称“BAKER/ベーカー”と日本では呼ばれている米軍・ユーティリティパンツのことです。
食事係のユニフォームで同型の白色のものがあって(上下セット)、それがパン職人(?)用のユニフォームだったということからこの通称だそうです。

US ARMY・UTILITY TROUSERS(米陸軍・ユーティリティトラウザーズ)

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正式には“UTILITY TROUSERS / ユーティリティトラウザーズ”と呼ばれ、幅広い用途で使われていた米軍ファティーグパンツを代表するアイテムです。

手の入れ易いフロントパッチポケットと大きめのフラップ付パッチポケットが後ろに付く、前後4パッチポケットの必要最低限のディテールで、これ以上足す事も引く事もできない完成度の高いデザインです。
ミリタリーパンツでありながらワークパンツの要素が強いところも特徴で、簡単に縫製、大量生産できて“丈夫で使い易い”シンプルな作りです。

1947 TROUSERS, HERRINGBONE TWILL O.D.7
1947 TROUSERS, HERRINGBONE TWILL O.D.7
70’S RIPSTOP ERDL UTILITY


前後4つポケットのこの“ベーカーパンツ型”は、作業からバトルまで幅広く使われ、“H.B.Tトラウザーズ”の40年代から80年代中期くらいまで様々な場面で活躍してきました。

このシンプルに削ぎ落とされたデザインは、デイリーウエアとして日常に取り入れ易い、まさに“ユーティリティ”な形です。


CORONA・UTILITY SLACKS(コロナ・ユーティリティスラックス)


ベーカーパンツは“CORONA・FATIGUE SLACKS”の原点。

FATIGUE SLACKS(ファティーグスラックス)とは、ミリタリーパンツに特化したCORONAのパンツのラインで、現在までに多くのスタイルをリリースしてきました。

このUTILITY SLACKSは、前身“CORONA BAKER”から始まり、定番型として約13年間続けてきたCORONAのベーシックアイテムです。

60年代から70年代の米軍・ユーティリティパンツを使い、その時々の“気分”で細かい調整を加えながら独自に発展させてきた形です。
太すぎず細すぎない、絶妙な“ゆるさ”のサイズ感で、膝下から軽くテーパードする履きやすい形です。

CORONA 2020SS STYLE

JACKET : CORONA・OUTBAK JACKET / HIGHT DENSITY ESTER TAFFETA-BLACK
INNER SHIRT : FRENCH CAFFEE SHIRT / COTTON VIYELLA-FINELY PATTERN
PANTS : CORONA UTILITY SLACKS / TROPICAL CLOTH-CHARCOAL HEATHER
SNEAKERS : 90’S VANS AUTHENTIC ERA-BLACK SUEDE

この“ベーカー型”のUTILITY SLACKSは、時代に左右されることなく、テキスタイルによって印象を変化させることが可能で、多くの人のスタイルに取り入れることができる“ミリタリーパンツ”なのです。

2020年秋冬より、一連の ”CORONA・FATIGUE SLACKS” シリーズが新しいステップに入ります。
より分かり易く、よりアップデートさせて一つの形に集約していきたいと思っています。

宜しくお願い致します。