OUTER : CORONA・M-65 FIELD JACKET / OD HIGH DENSITY COTTON GABARDINE
PANTS : FATIGUE SLACKS “JUNGLE SLACKS” / OD DENSITY COTTON GABARDINE
このJUNGLE SLACKS（ジャングルスラックス）は、1960年代の米軍ジャングルファティーグパンツ・2ndタイプをモデルにした、ブランドの核となるアイテムです。
“TROUSERS, MEN’S, COMBAT, TROPICAL”
T.C.U（トロピカル・コンバット・ユニフォーム）と呼ばれる、ベトナムなどのジャングルや市街地でのバトルを想定してデザインされたもので、不必要なものはいっさい付かない“必要最低限の機能美”です。
そして現在、“6ポケット・カーゴパンツ”の標準的なイメージとなるデザインです。
今ではヴィンテージ品扱いともなっているT.C.Uパンツ初期型から一段階移行して、ディテールや仕様がより合理的に、より使いやすくアップデートされた最初のモデルです。
大昔、この薄いODポプリン製のミリタリーパンツというのに死ぬほど惹かれました。
バックサテンのフィールドパンツと違って、軽くて穿き易いし、洗ったあとのカーゴポケットがクシャっと潰れる感じも色が落ちていく経年変化も、断然この“ベトナムB.D.U”が大好きでした。
ひと昔前は、ちょっとした違いの同じものばかり何本も買いまくり、色の濃いものから薄い物へグラデーションに積み上げて喜んでいました（笑）。
小さなサイズを穿いても普通に太いしレングス長めなので、裾ロールアップで踝（くるぶし）を露出してローカットスニーカーかサンダルというスタイルが基本でした。
80年代の映画『THE KILLING FIELDS』の冒頭シーン（かなり短いカットです・・・）で、報道カメラマン役のジョン・マルコビッチがピンク色のＴシャツに丈の短いベトナムB.D.Uパンツとサンダル姿で登場します。
映画の内容は重いけど、マルコビッチのB.D.Uパンツスタイルは軽くてカッコいい。
FATIGUE SLACKS #FP006 “JUNGLE SLACKS”
このJUNGLE SLACKSは、弊社が長い年月の中、いろいろな時代を通過する過程で独自に発展させてきたやや太めのテーパードシルエットです。
ベースとなるT.C.Uパンツはもともと“機動性”を重視したデザインで、更にカーゴポケットを若干縮小し重心ができるだけ上にくるようにバランスをとっています。
シンプルでごく普通ですが、デイリーウエアとしてバランスのとれた使いやすいデザインに仕上げています。
生地はCORONA 2020FWオリジナルテキスタイル “HIGH DENSITY COTTON GABARDINE（高密度コットンギャバジン）”で、ODとダークカーキの２色展開です。
80番手双糸の超高密度ギャバシンで、ヌメっとした肌触りと光沢感が特徴です。
宜しくお願い致します。
