FATIGUE SLACKS #FP007 “EX-48 SLACKS”

SHIRT : VINTAGE・CHAMPION SWEAT SHIRT
PANTS : FATIGUE SLACKS “EX-48 SLACKS” / HIGH DENSITY COTTON GABARDINE-DARK KHAKI
HAT : CORONA UTICA HAT / KHAKI LEOPARD PATTERN NYLON RIPSTOP
SNEAKERS : CORONA SAMPLE ARCHIVE / BeoGam PATTERN TWILL

このEX-48 SLACKSは、1940年代の米軍・EX-48テストサンプルトラウザーズを基にしたアイテムです。

“TROUSERS, EX-48-1 EXPERIMENTAL”

US MILITARY “TROUSERS, EX-48-1 EXPERIMENTAL


アメリカ陸軍は朝鮮戦争前の1940年代後半に極寒エリア向けのユニフォームと装備品の研究開発をしていました。


EX-48 UNIFORMS & EQUIPMENTS

“EX”とは“EXPERIMENTAL (イクスペェラァメェントゥル=実験的試作)”の頭文字をとったもので、このシリーズにはM-51フィッシュテールパーカーの前身となるパーカーコートとグラスファイバー入りのライナージャケット、トラウザーズ、アンダーウエア、テント&グッズなどが存在しました。

US MILITARY “TROUSERS, EX-48-1 EXPERIMENTAL


US MILITARY “TROUSERS, EX-48-1 EXPERIMENTAL


US MILITARY “TROUSERS, EX-48-1 EXPERIMENTAL


ジッパー開閉のポケット口や膝の立体的なカッティングなど、量産することが前提となっていない “試験品” ならではのデザインや仕様で、どこか現代のアウトドアウエアに通じるものがあります。

このパンツを購入したのはかなり昔ですが、当時から(今の時代観で考えても)高価な値段で取引されていて、ミリタリーウエアに関してアメリカ人コレクターの方々の世界は深いなと実感したのを覚えています。


FATIGUE SLACKS #FP007 “EX-48 SLACKS“


このパンツは、FATIGUE SLACKSの特徴の一つでもある“EXPERIMENTAL (イクスペェラァメェントゥル=実験的試作)”トラウザーズを参考にしながら作るスタイルのアイテムです。
また、T-56 SLACKSやCOMBAT SLACKSと同じようにサイドカーゴポケットを省略した“カーゴパンツのカーゴポケット無し”というスタイルです。

EX-48の資料の中に、コートの袖口やパンツの裾口にリブを付けてモディファイしたものがあります。
コートはグローブがはめやすいように、パンツはブーツインしやすいように改造したものだと思われます。
今回、このEX-48 SLACKSにもその特徴を取り入れ裾口を足首に固定してバタつかないようモディファイしました。
その裾口に合わせたシリーズ中もっとも細身のシルエットで、膝のカッティングやカーゴポケットの付かないデザインと相まって、どこかアウトドア用パンツを思わせるルックスです。

基となるEX-48 TROUSERSは深いストーリー性を持つパンツですが、FATIGUE SLACKSでは完全レプリカすることを目指しているものではなく、100%普段着のデイリーウエアとして作っています。

本日デリバリーです。

宜しくお願い致します。